しっかり台本を作ろう
●当日あなたの味方はオリジナルの台本だけ
幹事が作る進行表は、二次会の流れや段取りがタイムテーブルにそってわかりやすく記されているものです。
それに対して、司会に必要な台本とは、それぞれの項目にどんなナレーションをするかを書き出すものです。
進行表をもらったら、それにそって台本作りをはじめましょう。
まず、どこでどんなセリフを言うかを書き出します。
この台本作りは、二次会を成功させる大きなポイント。
当日緊張して言葉につまったときにも、台本があれば安心です。
●台本は話し言葉でシンプルにまとめる
二次会のスタイルにもよりますが、台本のセリフは、それほど形式にこだわった言葉づかいでなくてもかまいません。
とくにカジュアルな会ならば、かたくるしい言葉づかいは場の雰囲気に合わず、浮いてしまうでしょう。
使い慣れない言葉を連発するよりも、シンプルな自分の話し言葉で、丁寧な司会進行を心がけましょう。
どの程度のフォーマルな言葉づかいが必要かは、幹事や新郎新婦と相談して、会のイメージにあったセリフを考えるようにしましょう。
●新郎新婦のネタをところどころにはさむ
余興の紹介やゲームの説明など、司会のセリフは、どうしても型どおりなものになりがちです。
スムーズに二次会を進行するために、伝えるべき内容はきちんと紹介しなくてはなりませんが、自分らしいオリジナリティを出すのなら、ところどころに新郎新婦にからめたネタを盛りこむといいでしょう。
あらかじめ取材してある新郎新婦の性格や人柄、職業、ふたりの馴れ初めなどを、ところどころに入れこみ、自分ならではの台本作りを目指しましょう。
〘台本作りの流れ〙
1.プログラムごとに書く
最初に台本を書くときは、二次会の進行順に書かなくても大丈夫です。
まずは、書きやすいセレモニーやゲームなどをプログラムごとに書いていき、あとでそれぞれのプログラムをつなげる作り方のほうが書き慣れない人にはスムーズにいきます。
2.歓談への入り方・歓談からの流れを書く
次に歓談に入るとき、歓談からプログラムへ移るときのセリフを加えます。
歓談中は、食事や友人との会話に夢中なので、なかなか司会の言葉が届きません。
プログラムに入るときには「ご歓談中のところ失礼します」と、自分に注目を向ける言葉を添えるといいでしょう。
3.プログラムをつなげていく
最後に1で書いたプログラムとプログラムをつなげていきます。
導入にはそのプログラムを期待する言葉を、締めには素直な感想をあなたなりの言葉でひと言添えるといいでしょう。
また、ゲストに対しては「お願いいたします」「ありがとうございました」の言葉を忘れずに。
4.新郎新婦ネタをまとめておく
二次会では、場をつなぐ話が必要な場面が多々あります。
そんなときに役立つのが新郎新婦ネタ。
ふたりの馴れ初めやエピソードなどをまとめておき、二次会のところどころに入れていきましょう。
また、ゲストにまつわるネタも新郎新婦から取材しておくと、ふとした瞬間に役立ちます。